株式会社ワントゥーテンは、旧芝離宮恩賜庭園のライトアップイベント「江戸秋夜会 by 1→10 ~旧芝離宮恩賜庭園~」にて、総合プロデュースを手掛けました。古くからある日本各地の伝統文化を見直し、革新的なクリエイティブやテクノロジーを掛け合わせる日本文化更新プロジェクト「JAPANESQUE PROJECT(ジャパネスクプロジェクト)」の一環として、イベント全体のコンセプト開発をはじめ、庭園内の空間演出、ライティングデザイン、体験設計を担当しました。
江戸秋夜会テーマ「伝統と革新の融和」
時代の変遷とともに、様々な伝統文化を発展させてきた江戸の町。これらの伝統文化にはみな、移ろう自然との対話があります。
山中へ赴き紅葉を楽しむ「紅葉狩り」は、江戸時代の中期から人々の間で親しまれるようになった風習です。江戸以前の日本では、厳しい冬の到来を告げる「紅葉」は不穏な存在でした。しかし、文化が花開いた江戸の中期、生活は豊かになり、四季折々の自然を楽しむ余裕が生まれたのです。花見の賑やかさとは違い、紅葉を楽しむ江戸の人々は、お茶や詩歌を嗜みながら静かに秋の景色を楽しんだそうです。
江戸秋夜会では、旧芝離宮恩賜庭園の木々が赤く染まるこの秋、「紅葉狩り」という伝統を再構築。「文化」と「自然」にフォーカスしたコンテンツを展開します。
木々のライトアップは紅葉が映える暖色を基調とし、会場を装飾する行灯とともにサウンドとシンクロした演出が行われます。
また、旧芝離宮恩賜庭園はかつて海に面しており、その池は海水が流れ込む潮入の池であったという史実からインスパイアされ、庭園に漂う潮風の記憶を「霧」を使ったインスタレーションによって表現します。さらに、江戸の食文化を体験できる和の食事もご用意しました。
テクノロジーと伝統を融合させることで、江戸の時代から続いてきた「文化の秋」を再発見します。
本プログラムは、日本文化の魅力を発信し、2020年以降を見据えたレガシーを創出するための文化プログラム「beyond2020」の認証を受けました。
Event
日時:2019年11月20日(水)~23日(土・祝)
時間:9:00~21:00(ライトアップ時間17:00~21:00/最終入場20:30)
場所:旧芝離宮恩賜庭園(一部)
入場料:一般150円/65歳以上70円
主催:公益社団法人東京都公園協会
共催:一般社団法人竹芝エリアマネジメント、NREG 東芝不動産株式会社(野村不動産グループ)
後援:竹芝地区まちづくり協議会
総合演出:株式会社ワントゥーテン
特別協賛:サントリーホールディングス株式会社
飲食協賛:江戸ワンダーランド日光江戸村
協賛:株式会社世界貿易センタービルディング/ 東日本旅客鉄道株式会社 / 鹿島建設株式会社 / ChargeSPOT/ 株式会社星光技研
制作協力:西尾レントオール株式会社
協力:一般社団法人CiP協議会
CREDITS
- Agency
1-10, Inc.
Production
1-10, Inc.
▼ALL
Executive Producer
澤邊芳明
Creative Director
引地耕太
Producer
三木慶悟
Project Manager
榊原亮
Event Support
角田一樹, 蒲生丈二, 前田輝※
▼ART INSTALLATION
Technical Director
北島ハリー、赤川純一※
System Engineer
中川湧太, 木田尊也, 岩中宏光, 川村崇
Product Designer
金子誠司
Sound Director
堀内真里奈/GRANDFUNK Inc.
Sound Artist
林イグネル小百合
Construction
西尾レントオール株式会社
Lighting
株式会社 六工房
▼LOGO,POSTER
Illustrator / Designer
西村彩花, 伊藤良一, Erwin Dwi Budianto
Copywriter
岡田麻沙
▼WEB SITE
Designer
西村彩花
Fronted Engineer
酒井久栄
Copywriter
岡田麻沙